現状有姿の瑕疵担保責任

現状有姿で購入した中古マンションに隠れた欠陥があった→現状有姿といっても瑕疵担保責任は免れない。
私は半年ほど前、仲介業者Aの仲介でBから中古のマンションを購入しました。マンションの壁は多少痛んでいたものの、駅から割と近く、近所にスーパーやコンビニもあるのが、独り身の私にとって魅力でした。
ところが最近になって、部屋の結露がひどく、壁に大きなしみが現れ始めました。その後1か月もしないうちに部屋に入った瞬間にカビの臭いが鼻をつくといった有様になってしまいました。Bに修理してもらおうと思い、Aに連絡をしたところ、「現状有姿で引き渡す契約のはずであり、当社もBも要求には応じられない」ということでした。どうすればいいのでしょうか。

結露の発生原因が建物自体の欠陥(瑕疵)によるものかどうかを調べる必要があります。素人ではわかりにくいので、専門業者に依頼して調査してもらうことになります。
調査の結果、建物に何ら瑕疵がないのであれば、あなたの部屋の使い方に問題があることが考えられます。例えば部屋を閉め切ったままで洗濯物を干すなど、喚起をほとんどしない状態であれば、部屋の湿度が高くなり、結露が生じますし、カビも発生するでしょう。あなた自身で対策を講じる必要があります。
一方、建物に瑕疵が見つかった場合、Bに対して損害賠償を請求することができます。なぜなら「現状有姿」というのは、引渡しまでに目的物の状態に変化があっても売主は引き渡し時の状況のままで引き渡せばよいという趣旨であって、売主が瑕疵担保責任を免れることを認める趣旨ではないからです。
修理をするように交渉してもよいでしょう。またAが建物の瑕疵を知っていたのであれば、Aに対しても重要事項の説明義務違反を理由として責任を追及することができます。

2017-12-13 16:32 [Posted by]:不動産の弁護士・税理士 東京永田町法律事務所