- 不足賃料の請求も、現状家賃の適正確認も、まずは簡易裁判所から
- 前回の記事「あの大手企業“レオパレス21”からの一方的な賃料減額」 一刻の猶予も許さない不動産オーナー レオパレスからの一方的な家賃減額の通告を受けた不動産オーナーのAさん。 結局、それ以降はレオパレスが主張する家賃しか振り込まれなくなりました。 突然、毎月の家賃収入…
- 追い出したい賃借人に対する延滞賃料催告
- 何カ月も賃料の支払が滞っている賃借人がいる場合、賃貸人は今後の対応について悩むことでしょう。 支払ってもらって居続けさせるか。 支払ってもらうよりも出て行ってもらうか。 支払いよりも追い出したい たまたま一度だけ賃料の支払が遅れ、その後の支払があればそのまま住…
- 事故物件サイト「大島てる」と「人の死の告知に関するガイドライン」について
- 大島てる氏の寄稿 大島てる氏は「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」について、「ガイドライン制定により、事故物件公示サイト「大島てる」は終わりを迎えるか?」のタイトルで記事を書いています。 大島氏の記事には、まとめると以…
- 不動産取引による人の死の告知に関するガイドライン
- 国土交通省が不動産取引における心理的瑕疵のうち、人の死の告知義務に関するガイドラインを策定しました。 対象不動産において過去に生じた人の死に関する事案について、宅地建物取引業者による適切な調査や告知に係る判断基準がなく、取引現場の判断が難しいことで、円滑な流通や、安心できる取引…
- あの大手企業“レオパレス21”からの一方的な賃料減額
- 施工不良問題で債務超過が拡大していると報道されているレオパレス。 サブリース契約(※)を締結する不動産オーナーに対して突然、賃料を減額請求するケースが相次いでいます。 (※)サブリース契約とは オーナーが所有する賃貸物件を不動産会社が一括借上をし、借主に転貸するとこ…
- 賃料増額請求で気を付けるべきこと
- 不動産オーナーや貸主の方は、一度、契約を締結した賃料は上げられないと思っている方が多いと思います。 建物賃貸借は継続的な関係ですので、頻繁な増減があることは想定されていません。それでも昨今の地価上昇で、固定資産税が増税されたり、新規契約での賃料との差額が大きくなると、不動産オー…
- 明渡しは鍵まで返却しないといけない
- 建物賃貸借において明渡しが完了しているかどうかは重要な問題になります。 なぜかというと、明渡しが完了するまでは賃料が発生し続けるからです。 不動産を明渡すことの意味ですが、単に引っ越しが完了をするという意味ではありません。 賃貸借契約における明渡しとは、建物賃借人が賃貸借契…
- 事業承継ともめる相続・それぞれの3点セット
- 事業承継における3点セットは「遺言・生前贈与・遺留分放棄」と言われています。 事業承継で承継する特定の推定相続人に対して、遺言で株式を全部相続させる。 それによって不利益が生じる推定相続人に対して、生前贈与をすることと引き換えに遺留分を放棄してもらう。 この3点セットで事業…
- 敷金精算において貸主はコストを最低限にする義務があるのか
- 敷金を精算するときに、見積もり明細をみた借主がおかしいと思うことがあった場合、どの程度まで異議を申し立てることができるのでしょうか。 見積もりは修繕の項目と金額に分かれていますが、項目については不当な項目が含まれていた場合、借主は確認を求めたり削除をすべきであると主張することが…
- 敷引き特約の有効性
- 敷金から一定の額をあらかじめ差し引く特約が契約書に入っていることがあります。 敷引き特約といい、明け渡し時に原状回復費用や未払い賃料に関係なく、特約で定めた金額を敷金から差し引くものです。 しかし、特約で入れているのだからと安心していると、借主が敷引き特約の無効を主張してくる…