共用の水道で洗車する人がいるが

共用の水道については、まず、契約書やアパート・マンションの管理規則に目を通すことが先決です。契約書や管理規則の中に、洗車や使用料など、共用水道の使い方についての記載があった場合、その条項に従う形になります。もしも、共用水道の使い方についての記載がなかったときは、管理している不動産会社か大家さんに問い合わせをしてみるべきです。
また、契約書や管理規則に洗車やその使用料に関して記載されていなかった場合は、共用の水道は、居住者全員に使う権利があるので、洗車を禁止することは出来ず、洗車の分の水道料も居住者全員で負担します。
洗車をする人としない人が同額の水道料を支払うことは不公平とも考えられます。
なので、洗車自体を禁止することや、洗車する人には割増の共益費を負担させるなどの措置が望ましいですが、そのためには、大家さんに頼んで、新しい管理規則を作ってもらわなければならないのです。その際、場所が狭く、洗車していると迷惑などの理由があれば、洗車の禁止もありえますが、そうでないのであれば、禁止することは難しく、洗車する人のみ共益費を割増にして負担させる程度にとどまることになります。
さらに、個々の洗車の水道料を計算することは手間がかかるので、小型車・普通車・大型車など種類別にし、それぞれの通常の使用料に見合う分の割増金額を通常の水道料金に加算して、設定をすることがよいと思われます。
ただし、大家さんも住人1人のために管理規約を作るとは考えにくいので、同じ建物に住む人の中で、同じような意見を持つ者同士が共同で大家さんに対して、根気よく要求していれば、大家さんも応じてくれると思います。

2019-10-24 14:49 [Posted by]:不動産の弁護士・税理士 東京永田町法律事務所