「ビー玉の転がる家」は欠陥住宅といえるか→原因は複数考えらえるので、専門家による鑑定から。
結婚して5年になりますが、子供が生まれて今まで住んでいた賃貸マンションが手狭になったので、分譲マンションを購入することになりました。外観もきれいで妻も大変気に入っていました。
ところがリビングで子供とボールを転がして遊んでいたところ、リビングの中央部に向かってボールが転がっていくことに気づきました。びっくりしてボールを使って何回も調べてみたところ、リビング全体の床がたわんでいることがわかりました。分譲した業者に話したところ、「多少のたわみはどうしても出てくるものであり、この程度ならたいした問題にならない」といいます。本当にそうなのでしょうか。

よく欠陥住宅の代名詞として「ビー玉の転がる家」という表現があります。床が傾いて居たり、たわんでいるということです。本来水平であるはずの床でボールが転がるのですから、欠陥住宅である疑いは濃厚です。
本件のように床がたわむ原因については主に次のものが考えられます。①構造計算が間違っていた②コンクリートの強度が不足しているか工事の養生が不足しているか③鉄筋の位置などに問題がある
これらのいずれに該当するかについては、素人では即断は難しいですから、専門家に調査を依頼すべきです。
業者の主張については、「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」(日本建築学会)の定める基準が参考になります。それによると、部屋の短い方の辺の長さを250で割った長さが、たわみの限界値ということになります。もっとも部屋の中間に梁があったり、間仕切壁があったりすると、この値も異なってくるのでやはり専門家の鑑定が必要です。

2017-12-13 16:34 [Posted by]:不動産の弁護士・税理士 東京永田町法律事務所