上の階の住人から騒音の苦情を言ってきた。
上の階の住人から騒音の苦情を言ってきた。
マンションやアパートなどの共同住宅では出来るだけ騒音を出さないようにするのが居住者としての義務です。人それぞれ音の感じ方が違うので、自分では騒音を出しているつもりはなくても近隣の人にとってはうるさく感じることがあります。あまりにひどい場合は、大家さんから契約を解除され、退室を迫られてしまうこともあります。
ただし、騒音に関しては、ある程度の受任義務があるので、程度にもよります。
しかし、大きな音を出していないにも関わらず、騒音を注意された場合、他に原因があることも考えられます。
まず、原因の1つめとして考えられることは、他の部屋の住人の騒音が、自身の部屋の天井裏を通じて、階上の部屋に筒抜けになっている場合があります。このようなことは、天井裏の構造によっては、起こり得る可能性があり、どんなに離れている部屋の騒音であっても、注意されている人の部屋から音が出ているように聞こえることもあります。
また、もう1つ考えられることとして、注意されている人の部屋の天井裏と階上の部屋の床の構造において、天井裏と床が防音の役目が果たされていない場合です。このような場合、両方の部屋に欠陥があるということになるので、大家さんに事情を説明し、防音材を入れる工事をしてもらう必要があります。
部屋の構造上の問題によって騒音問題が起きている場合は、日常生活に支障をきたさないで使用出来るように整備することが大家さんの義務なので、工事はきちんとしてもらえます。
以上のどちらかが原因の場合も考えられるので、自身に原因がないときは、階上の人に直接部屋の音の状態を確認してもらい、原因が他にあるという証明をするべきです。そうすることで大きなトラブルへと発展することを未然に防げます。