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「家じまい」の進め方
「家じまい」による一戸建て地獄からの脱出法 老後の足かせ・不良債権・相続争いの元凶を処分して幸せな老後を手に入れる一戸建てを持ち続けることによる一戸建て地獄から脱するためには、一戸建ての処分、すなわち「家じまい」しか方法がない。無理に住み続けるよりも、一戸建てを処分してマンションなどに住み替えることによって、下流老人への転落や老々介護、詐欺・空き巣被害など、お年寄りが抱える多くの問題を解決し、相続争いや相続税対策もできる。一戸建ても含めた断捨離によって、豊かな老後を!
はじめに
一戸建ての売却によって「幸せなセカンドライフ」を手に入れることをここでは、「家じまい」と呼んでいる。賢い「家じまい」ができれば、幸せな「身じまい」もできる。家じまいが早くできれば、介護の問題や相続の問題は回避され、安心・安全かつ幸せな老後を手に入れることが可能だ。
第1章 幸せな老後の条件とは?
幸せに老後を過ごすためにはどのようにすればいいのか。長寿といわれる日本社会において、健康な状態で長生きしている人は実は少ない。住環境としては、外出がストレスにならないこと、老後の生活を過ごすために適切な住居であること、安全であることが重要である。金銭に関して盤石な状態であることが重要で、病気などの不測の事態に対しても大切である。住居を処分することが金銭問題を解決する1つの方法になる。
第2章 「一戸建て地獄」という現実
夢のマイホームである一戸建てが実は厄介なお荷物になるという危険性がある。老々介護が始まった家庭においては、バリアフリーが重要である。一戸建ての安全性や老人ホームへのスムーズな転居、防犯、孤独死、相続における処分などで留意すべきことがある。
- ・子どもが独立して夫婦二人だけ、老老介護に
- ・ご近所トラブル。隣家の旦那が怒鳴り込んでくる
- ・売却して老人ホームへと思ったが買い叩かれる
- ・エアコンをつけずに熱中症で死亡した三姉妹
- ・一戸建てで起こる孤独死・看る人さえいない
- ・相続が「争続」に!親子、兄弟間で大もめ
第3章 賢い「家じまい」の仕方
家じまいを決断した場合、気を付けるべきポイントがある。仲介業者の選定から、住み替えの方法、売却時に必要なコストなどにも気を付けたい。
- ・「家じまい」から始まるセカンドライフへの準備
- ・仲介業者の選び方
- ・「家じまい」(住み替え)の難しさ
- ・仲介業者を代えたい
- ・売却と購入を並行して進める
- ・媒介契約でよくあるトラブル事例
- ・売却時に必要なコスト・税金
第4章 快適な「住み替え先」の見つけ方
一戸建てを処分してマンションに住み替える。マンションに住む利点は何か。「マンションは管理を買え」の意味とは。マンションの選び方。マンション購入にあたっての必要経費。マンションの個性。マンション購入の手順。高齢者住宅も選択肢に。
- ・マンションに住むメリット
- ・管理会社によるサービスの充実
- ・マンションの選び方、見分け方のポイント
- ・購入時に必要な諸費用と税金
- ・新築か中古か築年数以外にも違いが多い
- ・マンション購入のステップ
- ・管理会社の管理の質もチェック
- ・高齢者住宅も動けるうちに見ておこう
- ・大規模か小規模か
第5章 どうしたらよい?「身じまい」
一戸建てを処分するにあたって、「住」だけではなく、付随する終活もおさらいしておく。
第6章 法的観点から見た「家じまい」
単に住みやすさや便宜の観点からだけではない「家じまい」のススメ。法的観点からも一戸建てよりもマンションの方がおススメ。
おわりに
「家じまい」を決断することは、簡単ではない。人生で最高額の買物である。子育てをし、家庭を築くために、給与の大部分を投じた。変化を嫌う高齢者には、大変な勇気が必要であろう。しかし「家じまい」は決して、後ろ向きなものではない。むしろ、幸せなセカンドライフを築くために必要な準備である。